FEATURE
MATERIALS
AND METHODS
素材・工法から考える住まい

素材・構造に宿る、
見えない安心。

毎日深呼吸したくなる家は、
素材とつくり方から生まれます。
建匠がこだわるのは、「見た目のデザイン」よりも
「見えない空気と体へのやさしさ」。
素材や工法を選ぶことは、
家族の空気と未来を選ぶことです。

素材POINT 01

空気までていねいに考えた、自然素材の家。

建匠の家は、見た目よりも「触れごこち」と「空気のすこやかさ」を大事にしています。
床や柱には無垢材を、壁には自然素材の塗り壁を選び、できるだけ化学物質に頼らない仕上げにすることで、家族が深く息を吸える、やわらかな空気感を目指しています。

内壁|薩摩中霧島壁

室内の仕上げには、火山噴出物シラスを原料にしたシラス塗り壁を採用しています。
湿気を吸ったり吐いたりする調湿作用があり、梅雨時のジメジメ感をやわらげ、結露やカビの発生を抑えるのに役立ちます。
また、生活臭・ペット臭・タバコ臭などを軽減する消臭効果もあり、においがこもりにくい室内環境づくりに貢献します。
ビニールクロスに比べて化学物質の発散を抑えられるため、小さなお子さまやアレルギーが気になるご家庭にもおすすめです。

外壁|スーパー白洲そとん壁

外壁にも、同じくシラスを使ったシラス系外壁材を採用しています。雨や紫外線に強く、色あせしにくいため、塗り替えのサイクルをできるだけ延ばし、長い目で見たメンテナンス負担を軽くできる素材です。
表面には独特の風合いがあり、雨筋や汚れが目立ちにくい仕上がりになるのもポイント。
内部の湿気を外に逃がしやすい透湿性を持ちながら、外からの雨水はしっかりはじくため、家を呼吸させながら守る外壁として、建匠の家づくりを支えています。

木材|無垢材

構造材・下地材・造作材にいたるまで無垢材を使用、特に構造材は県内産の乾燥材にこだわっています。
合板や塩ビ製品にできるだけ頼らず、木が本来持つしなやかさや、時間とともに深まる風合い、そして室内の空気をやわらかくしてくれる力を活かしながら、信頼と安心を生む高品質な住まいづくりをめざしています。

屋根|長く家を守る瓦屋根

屋根には、耐久性に優れた瓦屋根を採用しています。
強い日差しや雨風から住まいをしっかり守り、塗り替えの頻度を抑えられるため、将来のメンテナンス負担も少なくできるのが大きな特長です。
長い年月をともに過ごす家だからこそ、「長持ちする屋根材を選ぶ」という視点で、瓦という選択にこだわっています。

断熱材|安全でエコな断熱材を採用

建匠では、木の繊維から生まれた断熱材 STEICO(シュタイコ) を採用しています。
自然素材ならではの調湿性と高い断熱性能を持ち、冬は暖かく、夏は外からの熱をゆっくりと伝えることで、室内の温度変化をやわらかく整えます。
また、木繊維の密度が高く、防音性にも優れているため、静かで落ち着いた住環境づくりにも役立ちます。人にも環境にも配慮された素材で、長く心地よく暮らせる家を支えています。

床材|無垢材

暮らし方やお好みに合わせて選べる無垢の床材を豊富に取り揃えています。
素足で歩いたときのやわらかさや、ほんのり伝わるあたたかさ、木そのものの表情は、毎日の何気ない時間を少し贅沢なものにしてくれます。

建具|高機能・高品質な建具を製作

外窓には、アルミと樹脂を組み合わせた複合サッシと高断熱ガラスを標準採用し、結露を抑えながら、夏冬の温度差によるストレスを軽減します。
室内のサッシは用途やご要望に応じて選択していますが、建匠では無垢材を使った木製サッシをおすすめしています。合板を使わずに仕上げることで、木そのものの質感や経年変化を楽しめるのが特長です。

工法POINT 02

日本の木の家を、今の暮らしに合うかたちへ。

建匠の家は、日本で昔から受け継がれてきた在来軸組工法をベースにしています。
柱と梁で骨組みをつくるこの工法は、間取りの自由度が高く、リフォームや間取り変更もしやすいのが特徴です。
「空気までていねいに。」という想いのもと、伝統の考え方を今の暮らしに合うようアップデートしながら、家と家族の健康を支える住まいを目指しています。

在来軸組工法

在来軸組工法だからできる、しなやかな構造。

在来軸組工法は、柱と梁で強さを確保しながら、将来の間取り変更にも対応しやすい工法です。
昔ながらの木組みの考え方に、現代の構造計算や耐震・断熱の基準を組み合わせ、「長く安心して住める木の家」をつくっています。

長い梁と回遊動線

広がりのある空間と、家事がしやすい間取り。

柱と梁の組み方を工夫することで、木造でもゆったりとしたLDKや、回遊できる家事動線を実現しやすくなります。
洗濯・料理・片付けなど、日々の動きを丁寧に追いかけながら、家事動線のいい家になるよう、構造と間取りを一緒に考えています。

軒と庇

日差しと雨を受け止める、軒と庇の知恵。

軒や庇の出し方にもこだわり、夏の強い日差しをほどよく遮りながら、冬の日差しは室内に取り込めるように設計します。
雨から外壁や窓まわりを守る役割もあり、冷暖房効率と建物の耐久性の両方を支えてくれます。

快適性能POINT 03

夏は涼しく、冬は暖かく。湿気も空気も心地よく。

建匠の家は、自然素材だけでなく、断熱・透湿・湿度・耐震といった性能面も重ねて考えています。
「夏も冬もすごしやすいこと」「カビや結露をできるだけ抑えること」「万が一の地震にも備えること」。こうした目に見えにくい部分こそ、ていねいに設計することで、長く安心して暮らせる住まいを目指しています。

断熱性能

断熱と透湿で、夏も冬も過ごしやすく。

壁・屋根・床に適切な断熱を施し、すき間風を抑えることで、室内の温度差を小さく保ちます。
さらに、透湿性を確保した構造とすることで湿気を閉じ込めず、結露やカビの発生にも配慮。冷暖房の効きがよくなり、廊下や脱衣室との急激な温度差もやわらぐよう配慮しています。

空気と湿度

湿気・カビを抑える空気の流れ。

換気計画とシラス壁・無垢材の調湿力を組み合わせ、湿気やにおいをためこまないようにしています。
とくに水回りや北側の部屋など、湿気がたまりやすい場所ほど、窓の位置や仕上げ材に気を配り、カビ・結露をできるだけ抑えた、呼吸しやすい空気環境を目指しています。

耐震と構造

家族を守る、骨組みの安心。

基礎から柱・梁の組み方まで、耐震基準に則った設計・施工を行い、地震時の揺れに備えています。
ただ頑丈なだけでなく、「揺れても壊れにくい」しなやかさも重視し、長く安心して住み続けられる骨組みを設計します。

メンテナンス性POINT 04

時間が経つほど好きになる家。

塗り替えのいらない瓦屋根、経年で味わいを増す無垢材の床や柱。
建匠の家は、できるだけ長く持つ素材を最初から選ぶことで、将来の大きなメンテナンスコストを抑えられるように考えられています。
10年後、20年後に「この家でよかった」と思っていただけるよう、今だけでなく、未来の住み心地まで見据えた家づくりを大切にしています。

職人の手仕事POINT 05

職人たちとつくる、まっすぐな家。

どれだけ良い素材や工法を選んでも、最後は、それを扱う「人の手」しだいです。
建匠の家は、地元で腕を磨いてきた大工や職人たちが、一棟一棟、ていねいに手をかけて仕上げています。
見えなくなるところこそ手を抜かない——そんな仕事ぶりが、住んでからの安心感につながります。